日本一の十津川村へ

和歌山から奈良へ。奈良から三重に! こんな国道ありですか?



那智の滝から、一度、海に下ったのに、
今度は、熊野川沿いに再び山の中へ向かう。

清流 熊野川沿いにあった道の駅で、やっと昼食。
熊野名物「めはり寿司」
白米に高菜の葉を巻いたもの。
薄味です。。。味噌を上に塗ってもらうと、美味しい!!



昼食後、上流を目指すと、すぐに山道になりました。
この崖、こんなネットで大丈夫?崩れたらアウトですね。。。


奈良県に入りました。
渓谷を利用したダムです。この水の色はすごいなぁ


ダムに注ぎ込む川沿いに上流に行くと、町がありました。
流れ込む川の水も、ダムの水と同じ青緑色!



非常にあっさりと着いた様に書きましたが、
ここに来るまでの途中で、河原にお湯が湧いている「川湯温泉」に入ったり、
数々のつり橋を渡ったり、人力ロープウェー「野猿」に乗ったり。。。


これらの事は、旅の「温泉」や、変な乗り物「野猿」に書いてあるので省略。


町を抜けると、道は渓谷の隙間を通っていて、店がほとんどありません。
休憩は、「滝見物」や「つり橋渡り」をする時ぐらい。
休むきっかけすら、与えてくれない道です。
休憩するにしても、怖くて、車を崖側には置けません。。
ここで、がけ崩れにあって車がなくなったら、どうする!?


小川を渡る橋にガードレールはありません。。
何か問題が発生しても、電話は通じず、いつ車が通りかかるかも分らない。


午前中よりも、かなりハードな山道。
勾配が急で、2速以上に入れられない!


この難関ルート、林道だと思っていたのに国道でした!425号線!


突然、目の前でガラガラと落石!というか、ガケ崩れ!
 シャレになってません!!


さらに高度を上げると、雪が!
まずいでしょ。。。ノーマルタイヤだし・・・
アスファルトでも、山道を走るとタイヤが鳴く車なのに。。。


ああああ、、、
ついに、一面の凍結路。。。1速でゆっくり進む。
軽いボディーとFFが良かったのか、意外と走れました。

改めて、キャトルの実力を思い知りました。


山頂の峠は長いトンネルですが、照明は無し・・
最後の民家から20kmぐらいあるので、電気が来てないんですね・・

トンネルの中で、キラキラしている物がライトに照らされました。

トンネルの真ん中あたりでエンジンはかけたまま、外に出てみる。

寒い。。。あたり一面、氷でした。。。

巨大なツララがヘッドライトに照らされています!
こんなの落ちてきたら死んじゃう!


この時! 後から、ひざ裏をトンッってされました!
全身に走るトリハダ! 振り返ると、キャトルのバンパーでした。

キャトルがゆっくりゆっくり、自分の前を通過していきます!!

急いで、追いかけて、運転席に乗り込み、(この間もキャトルは動いている)
サイドブレーキが甘かったかな? いえいえ、目一杯引いてあります。
とりあえず、停めなきゃいけないので、ブレーキを踏む。

止まった・・・

とにかく、トンネル出口まで走る。
この間の長かった事。。。。

トンネルを出たところで、深呼吸。
状況を考えてみる。。。なぜ動いた・・・?

誰かが運転した・・・?キャ〜〜っ!
シートは、、、湿ってない。。(やれやれ)

路面凍結、やや下り(だったよね?)、追い風(だった気がする)
って事にしておきましょう。きっとそうだ。。。



さ、下りです。一気に海まで下ります。


タイヤ鳴りっぱなし、
目一杯のエンジンブレーキで、回転数が上がりっぱなし
段差で跳ねたり、急な下りのヘアピンで横に走ってみたり。。

自転車のような、走り方で一気に下りました。

人間も、車も熱くなり過ぎて休憩。。。


無事に、海まで降りて来れました。
やれやれ。夕食は、海沿いの食堂で、マンボウフライ!
イカフライと変わらない、弾力と味。。。


朝に、那智勝浦に着いてから、あまりにも激しい13時間でした。
この日の走りを、もう一度。と、言われても無理でしょう。。。
なぜ、崖から落ちなかったのか?
どうして、壁にぶつからなかったのか?
いまだに不思議でなりません・・・

速度制限表示の無い道って事で、かなり出していたんですが、、



この後、鳥羽を抜けて、名古屋の友人宅まで走り、22時過ぎに到着。

翌朝、名古屋の自転車屋、ドバッツへ新車エキップを受取りに行ったのでした。
ドバッツ・エキップについては、自転車の方で書いてあります。


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